退職代行で「即日退職」を成功させるためのポイント

退職代行スタッフが教える「退職届の目的」

もう出勤せずにこのまま辞めたい…。限界まで仕事を頑張ると、こんな考えが浮かびますよね。

当然言い出せる人はいません。以前から退職や欠勤についてほのめかしていても「それは非常識だし迷惑だ」と一蹴されてしまうのではないでしょうか。

即日退職を成功させるには、とにかく相手が引き留めにくい状況を作るのが大切です。

代行スタッフの目線から、勤務先に納得してもらいやすい伝え方について解説します。

 

原則は2週間前までに退職届を出すべき

法律では「退職は2週間前までに申し出るべき」とされています。その根拠は民法626~627条です。

退職届を出すべき時期に関する法令
民法626条 雇用期間が5年または10年を超える場合・無期雇用の場合、一方の意思だけで雇用契約を終了できる。その場合、3ヵ月前までに告知する必要がある
民法627条 雇用契約の終了の申し入れは、無期雇用の場合2週間前までに・有期雇用の場合は期間の前半に・6ヵ月以上の雇用契約の場合は3ヵ月前に行わなければならない

626条は内容に効力がないとされており、2020年にも改正される予定です。その際は「労働者は2週間前までの退職の意思を伝えればいい」という内容の条文が盛り込まれる予定です。

就業規則にある「2ヵ月前までに申し出るべき」「契約期間更新のときに申し出るべき」という退職規定があっても、民法が優先されます。

さらに、民法628条にはこんなことが書かれています。

 

民法628条:当事者が雇用の期間を定めた場合であっても、やむを得ない事由があるときは、各当事者は、直ちに契約の解除をすることができる。

 

つまり、体調不良や事故・どうしても精神的に出勤できないという状況が発生した人は、すぐにやめても構わないということです。仮に即日退職は難しいとしても、申し出た日から2週間を欠勤または有給扱いとすることで、実質的にはすぐに会社を辞められます。

 

法律を持ち出すのはNG!相手の角を立てない言い方

退職代行スタッフが教える即日退職の仕方

ただし、法律を持ち出して「すぐに辞める権利がある」と会社に伝えるのはNGです。パワハラ・セクハラ気質のある人物相手では、激昂した勢いで家に押しかけられたり緊急連絡先に連絡されたりしてしまいます。

相手の逆鱗に触れてしまいそう・自分では上手く伝えられないと思った時は、退職代行に依頼するのも一手でしょう。その際は代行サービスがご希望のシナリオで対応しますが、無理のない伝え方を以下で提案してみます。

 

「体調不良」を理由にする

安易に思えますが、体調不良やメンタル不調は、最も即日退職を成功させやすい理由のひとつです。

体調不良を言い訳にする第一のメリットは、労基法違反のリスクを勤務先に意識してもらえることです。

従業員30名以上の会社なら、退職を聞き入れるか判断する役割の上司も、そのまた上司や役員に対して負う責任があります。万一のことがあってはいけないので、少なくとも「すぐに出勤してこい」というのは、一企業として安易に言うことが出来ません。

 

第二のメリットは、引き留め交渉をされる心配がないことです。

結婚や妊娠・家業の手伝いを言い訳にしてしまうと、労働条件の見直しを提案されてしまいます。こちらの希望が伝わるまでのやりとりが面倒になり、パワハラ気質の上司からは「そんなことくらいで」といった刺々しい発言を引き出してしまうことになります。会社にとって、体調不良の社員を引き留めることにメリットはありません。仕事のパフォーマンスが落ちるだけで、ゆっくり休養してもらったほうが良いからです。

 

そもそも体調不良は決して”嘘”ではありません。

会社を辞めたいという気持ちから、多くの人が精神的に追い詰められています。メンタル不調もひとつの業務不能の理由ですから、あまり気に病む必要はありません。

 

給与や有休取得の交渉をしない

退職代行が教える!即日退職で給与&有給交渉はNG

とにかく辞めたいと思った時は、給料や有給休暇の交渉をあきらめることも肝心です。

「最後の給料はいつ振り込みになりますか?」や「退職日までは有給扱いになるんでしょうか?」という質問ベースのやりとりであれば構いません。法的交渉のできない退職代行でも、ニーズに合わせてこのような質問を投げかけています。

ただし、どうしても給料を払ってほしい・有休消化させてほしいと粘るのは禁物です。

そういった手続きは社内のことになるため、会社としても話し合いが終わるまで退職してもらうわけにはいきません。ハラスメント気質の職場であれば、労働者の正当な権利であることを無視されて、逆に怒りを煽ってしまいます。

即日退職のコツは、とにかく辞められるなら問題ないと主張をすることです。退職代行を利用する際も、スタッフとの打ち合わせのなかで主張の方向性を決めておきましょう。

 

まとめ:会社は思いたった日に辞められる

会社をすぐやめることは、そう難しいことではありません。

体調不良をアピールする・給与や有休の交渉をしないという2つのポイントを押さえれば、ほとんどの人事担当者は受け入れてくれます。しかし中には「診断書を確認させてほしい」「そんなことで辞めるのはバカバカしい」と突っぱねられることもあるでしょう。

スムーズに辞めさせてくれないときは、あなたの未来のためにも、伝言仲介のプロ「退職代行サービス」を頼ってくださいね。